世界の旗

世界環境サミット
in SDGs Virtual City

東ティモール民主共和国大使館特命全権大使
イリディオ・シメネス・ダ・コスタ 様

 2020年8月現在

全文紹介

東ティモールには、持続可能な開発目標(SDGs)と、東ティモール戦略国家開発計画があります。今は、COVID19のため、たった一つの計画と夢しかありません。世界は今、COVID19による死を経験しており、不確実性に満ちています。

東ティモールではCOVID19による死亡者は一人も出ていません。27人の感染者が登録されていますが、すでに全員回復されています。これは、東ティモールが、ASEANの中でCOVID19から解放されたと記録されていることを意味します。この成功は、政府と人々、民間部門と政治指導者の協力によるものであり、なおかつ日本政府、中国、ニュージーランド、オーストラリア、韓国、インドネシア政府の協力と技術的・物質的支援のおかげで成し遂げられました。

しかし、経済的には影響を受けています。
私たちが残したいメッセージは、Together we Can, Together we doです。
共に連帯を築き、共に平和を築きましょう。

 

平和、安定、連帯というものは、行動なしでは得られません。

 

 

ご来賓のみなさま

世界はコロナウイルスに打ち勝つために共闘しています。東ティモールは国際社会と協調し、コロナウイルスと戦うために協力し合っている他の国々と行動を共にすることに強くコミットしており、近い将来には再び以前の正常な状況に戻る事ができることを楽観視しています。

東ティモールは初期の段階から現在に至るまで一人も死者が出ておらず、27名いた感染者もすでに完治している状況ですが、それは東ティモールの人々の成熟度、責任感、自己犠牲、忠誠心、規律、服従、誠実さ、国家主義、愛国心と、WHOのアドバイスに従った政府と国家の指導者によるものです。

また、国際社会、特にWHO、日本、中国、インドネシア、オーストラリア、ニュージーランドの支援により、東ティモールがCOVID19から解放され、アジアと太平洋地域の中でも特にパンデミックコロナから解放された国の一つとなったことに感謝します。

東ティモールは2002年5月20日に独立してからまだ18年目の新しい国です。

国中がほこりにまみれた貧困の中で国家建設が行われた困難な時期から出発して、私たちは当時の国連暫定行政ミッション(UNTAET)の下でミレニアム開発目標(MDGs)に適応しなければなりませんでしたし、国民のために治安の安定と民主的な雰囲気の下で国家機関のすべてのシステムを強化しなければなりませんでした。

 

国連政権の過渡期からの道のりを経て、東ティモール政府は、国連の監督の下、世界のSDGs目標を達成するために共に努力する、G7+と呼ばれる紛争後国家組織(紛争の影響を受けた国家組織)の設立に成功しました。

 

東ティモールは独立回復から18年を迎えるにあたり、東ティモール初のVoluntary National Review(自主的国別レビュー:各国がSDGsの進捗状況に関する報告を自主的に行う国家主導の定期的レビュー:以下VNR)を行うことは貴重な経験となりました。これは、持続可能な開発に関する国の進捗状況を把握するための重要な機会であり、何がうまくいっているのか、どこが遅れているのかを振り返るための場を提供しています。

 

VNRでは、幅広いステークホルダーとの協議やデータ分析を通じ、誰もが取り残されないようにするための追加的な資金調達や緊急の注意が必要な分野を明確にするとともに、進捗を維持するための継続的な努力が必要な分野も明らかになりました。

短期間で平和を確固たるものとしたことで、この若い国は重要な利益を得ることができました。今後も平和の配当(軍縮により浮いた軍事費を平和目的に割り当てること)を継続し、包括的な開発の進展を強化・拡大していくことは、この国にとって重要な課題となるでしょう。

 

VNRでは、SDGsの達成に向けてSDP(Strategic Development Plan:戦略的開発計画) の進捗を加速させるために、4つの主要分野を定めました。人的資本の構築と持続可能な成長の促進は極めて重要な柱ではありますが、その実現のためにも、平和を堅持し、 地方自治に取り組む事で農村部と都市部間の格差に対処しなければなりません。

 

そのために、制度を強化し、包括的な介入には、最も貧しい人々が最初の対象者となるように優先順位をつけ、資金を投入することが必要です。また、特定の介入から誰が恩恵を受け、誰が受けていないのかを知り、重要な課題から対処していくためには、さらなるデータの収集と分析の改善も必要です。

東ティモールがまだ取り組んでいるいくつかの障害について、それらをすでに克服した他国から積極的に学びたいと考えています。そのため、開発の重要な段階にある東ティモールは、技術的な専門知識を最大限に活用し、パートナーシップを拡大して、国内および国際的な資源を活用しながら、包括的で持続可能な開発のための資金を調達したいと考えています。

我が国初となるVNRの開発の過程から生まれた重要な教訓の一つは、アジェンダ2030の実施に向けた課題に対処するために、既存および新規のパートナーシップを強化することが重要であるということです。政府は、SDGsの進捗と戦略的開発計画の実施を加速させるために、政府のあらゆる機能と主要な国家機関、市民社会、民間部門、コミュニティ、開発パートナーを積極的に繋いでいきたいと考えています。

東ティモールは、国際舞台での現在の紛争や権力闘争、そして人類に対する様々なパンデミックウイルスの攻撃から、平和の配当を刈り取り、「誰も置き去りにしない」ための正しい政策と計画を確保するために、SDGsでリーダーシップを発揮し続け、私たち全員がより団結し、21世紀の新しい技術モデルとして平和を創造するために、世界中のすべての新しい世代のために、世界平和のパラダイムの文化の種を植え付けていきたいと思います。


東ティモールから大きな抱擁を
ありがとうございました。