
第5回世界環境サミット
第5回世界環境サミットでは、環境事業だけでなく、宇宙事業に携わる方にもご登壇いただきました。のべ、140名を超える方々が招待にてご来場いただき、盛大に開催されました。
当日お越しいただけなかった方々も、日本の各地で活躍されている企業様、個人様のお取り組みをぜひ、ご覧ください。
世界環境サミットの模様は本サミットYouTubeにて、掲載させていただきます。
世界環境サミット実行委員会

世界環境サミット 会長
平井 正昭
みなさま、こんにちは。
本日は2020年の第1回目の開催から数えて、第5回目となる、世界環境サミットinSDGs Virtual Cityが開催される運びとなりました。
本日は環境について、世界の大使のみなさまや議員の先生方とも活発に話ができればと思っています。
政治の中枢であるこの衆議院第一議員会館の国際会議場において、これまでも開催してきたわけですが、前回までに合計30カ国以上に配信させていただいており、日本はもとより海外においても注目を集める形になってきています。日本の技術や世界の技術を持ち寄り、日本や世界の困りごとを解決する一助にしようと開催してまいりました。
100年以上続く会社や去年できた会社など、会社の規模や歴史とは関係なく、環境への貢献、実際の活動・取組を世界に発信していければと思います。
環境について今一度再認識していただき、未来に希望を持ち、不安は払拭できるよう、現在抱えている課題や悩みを展望に変えられるよう、さまざまな方と話し合える機会になればと思っております。本日はよろしくお願いいたします。
サンマリノ共和国特命全権大使
マンリオ・カデロ 閣下
みなさま、こんにちは。
日本に住んでいることは恵まれたことです。日本は環境やリサイクル、物を大切にする文化が根付いており、縄文時代からエコロジーを実践してきた国です。エコロジーという言葉はギリシャ語が語源ですが、6000年の歴史を持つギリシャ文明よりも、日本の縄文時代の方が先にエコロジーを理解していたといえます。日本こそが、世界で最も古くからこの概念を実践してきた国だと思います。
「もったいない」という言葉は、日本独自の文化を表しています。他の言語では長い表現になりますが、日本語では簡潔に表現でき、無駄を省く精神が根付いています。例えば、爪楊枝やお箸は木のクズから作られており、これも無駄をなくす発想から生まれたものです。環境を壊すと誤解されることもありますが、実際には無駄を省き、資源を大切にしています。この点、世界は日本から学ぶべきです。
地球は46億年の歴史を持ち、気温が上がったり下がったりするのは避けられません。人間がすべきことは、この世界を守ることです。戦争や環境破壊をなくし、地球を守るために何をすべきかを考え、行動することが大切です。現在、世界で27の戦争が起きています。これが現実だということは驚くべきことです。戦争は何も残しません。国民を苦しめ、無駄な損失を生むだけです。戦争を防ぐためには、始まる前に警告し、協力して避けることが重要です。
戦争を引き起こしているのは、欲深い心を持った独裁者たちです。今は一日で他の国に行ける時代です。この地球は私たち全員のものです。地球を大切にする考えこそ、平和と環境のために重要です。日本は平和で、世界で最も教育に力を入れている国でもあります。日本が良くなれば、アジア全体もさらに素晴らしくなります。経済も生活も向上します。だからこそ、みなさん、一緒に平和と環境のために頑張りましょう。
ありがとうございました。


駐日ベトナム特命全権大使
ファム・クアン・ヒエウ 閣下
みなさま、こんにちは。
世界環境サミット平井正昭会長、並びにご列席の皆様、本日は第5回世界環境サミットに出席できましたこと、非常に嬉しく思います。
今、環境問題は多くの喫緊の課題に直面しています。それらは全世界数十億人の生活や安全保障に大きな影響を及ぼしています。
この地球規模の課題について、我が国は長年にわたり、積極的に、国際的な連携強化を図り、統合、推進してまいりました。
そして我が国は、パリ協定の積極的な貢献メンバーとして、環境改善技術の導入促進、水質の保護、そしてゴミ問題、中でも、プラスチックのゴミ処理に注力し、循環型の経済を推進してきました。
また、第28回COPサミットでは、Global Cooling Pledge(グローバルクーリングプレッジ)に対するコミットをいち早く表明し、本年4月には、「P4G(グリーン成長とグローバル目標2030のためのパートナーシップ)」の第4回目サミットを、来年2025年に我が国においての開催が決定するに至っています。気候変動対策において、グローバルな友好国の皆様と共に歩んでまいる覚悟です。
我が国は、これまでの貴国による提案、例えば、AETI(アジア・エネルギー・トランジション)や、AZEC(アジア、ゼロエミッション共同体)などのような先進技術とクリーンエネルギーへの変換を促進する共同プロジェクトを心から歓迎しており、今後とも緊密に連携してまいります。
今回は5回目の世界環境サミットの開催ということで、国の機関としてではなく、民間の国際機関として、多くの方々から高く評価されておられますので、今後とも是非、この世界環境サミットをさらに強固なものとし、効率的な環境保全を促進する場として、国際的な連携を強化していただきたいと思います。
改めまして、世界環境サミットのご成功と、皆様の今後ますますのご活躍、ご発展を、心よりお祈りしております。
